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人間の本質、皮肉り蹴飛ばす 舞台「禁断の裸体」 内野聖陽さんインタビュー (1/3ページ)

2015.4.5 15:30

実力派俳優、内野聖陽(せいよう)さん。文学座の同期生である寺島しのぶさんとの舞台共演は7年ぶり。「『同志』は言い過ぎだけど、同じ演劇用語は持っている」=2015年3月11日、東京都渋谷区(野村成次撮影)

実力派俳優、内野聖陽(せいよう)さん。文学座の同期生である寺島しのぶさんとの舞台共演は7年ぶり。「『同志』は言い過ぎだけど、同じ演劇用語は持っている」=2015年3月11日、東京都渋谷区(野村成次撮影)【拡大】

  • 舞台「禁断の裸体」(三浦大輔演出)。(東京)4月4~25日公演(●(=さんずいに首)忠之さん撮影、提供写真)

 舞台に映像にと引っ張りだこの実力派俳優、内野聖陽(うちの・せいよう、46)が、ブラジルの劇作家ネルソン・ロドリゲス作「禁断の裸体」に主演する。ブラジルの灼熱(しゃくねつ)の太陽のもと、男と女、生と死、セックスと愛など、人間の本質を問う作品に、内野は「あらゆるものを皮肉って、蹴飛ばして笑う視点がある」と話す。

 ロドリゲスはブラジルの近代演劇の先駆者とされ、「禁断の裸体」は1965年に発表、映画化もされた作品だ。生への執着や死への恐怖を、登場人物の複雑な心理をたどりながら扇情的に描いている。上演台本と演出は三浦大輔、出演はほかに寺島しのぶ、池内博之、野村周平、木野花ら。

 抑圧された「生」「性」

 忠実なカトリック教徒のエルクラーノ(内野)は、妻を亡くして立ち直れない中、兄を憎む弟パトリーシオ(池内)の策略で娼婦ジェニー(寺島)に出会う。欲望のたがが外れ、押さえ込んできた『生』と『性』のエネルギーが炸裂(さくれつ)、自分の知らなかった人間性に気づく。息子セルジーニョ(野村)は反発、次第に家族が崩壊していく。

ルールを守ることにがんじがらめになって…

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