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【Q&A】ネット情報削除 プライバシーと知る権利のバランス課題 (1/4ページ)

2015.4.6 11:40

パソコンのモニターをかぶり顔を隠すパーフォーマンス。「プライバシー保護」と「知る権利」のバランスが問われている=2015年3月15日、ドイツ・ハノーバー(ロイター)

パソコンのモニターをかぶり顔を隠すパーフォーマンス。「プライバシー保護」と「知る権利」のバランスが問われている=2015年3月15日、ドイツ・ハノーバー(ロイター)【拡大】

 インターネット検索大手のヤフーが、検索によって表示される個人情報を削除するよう求められた際、応じるかどうかを個別に判断する際の基準を公表しました。

 Q 検索サイトとは

 A 調べたい言葉を入力すると、その言葉と関係する情報が一覧で表示されるサイトのことです。

 Q 基準の内容は

 A 削除を求める人が未成年だったり、情報が性的画像や病歴、犯罪被害だったりした場合はプライバシー保護を優先して削除を検討します。一方、政治家や会社経営者など著名人だったり、情報が前科や逮捕歴など過去の違法行為だったりすれば公益性の高さを考慮し、「表現の自由」を踏まえて慎重に対応するとしています。このほか、社会的意義や関心の程度、情報が載ってからの時間経過も考慮します。

 Q どうしてこんな対応が必要なのですか

 A 一度インターネットに出た情報は広く拡散してしまうため、完全に消し去ることは極めて困難です。パソコンやスマートフォン、タブレット端末が普及して誰もが気軽にネットで情報をやり取りできるようになった分、個人を傷つける情報も簡単に検索できてしまう問題があり、ヤフーの姿勢はこうした現状への対策を示したものです。

日本での現状はどうなっていますか?

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