サイトマップ RSS

米キューバ首脳握手 きょう初会談 オバマ氏 反米感情を緩和、露中に楔 (2/4ページ)

2015.4.12 06:30

米州首脳会議の議場で握手を交わすバラク・オバマ米大統領(左)とラウル・カストロ国家評議会議長(右から2人目)。国連の潘基文事務総長(右)が見守っていた=2015年4月10日、パナマ・首都パナマ市(ロイター)

米州首脳会議の議場で握手を交わすバラク・オバマ米大統領(左)とラウル・カストロ国家評議会議長(右から2人目)。国連の潘基文事務総長(右)が見守っていた=2015年4月10日、パナマ・首都パナマ市(ロイター)【拡大】

  • キューバ

 米キューバ間交渉は、会議に参加した首脳からも歓迎された。南米コロンビアのファン・マヌエル・サントス大統領(63)は「(中南米諸国に支障となっていた)“まめ”が治癒されることになる」と強調。会議議長を務めたパナマのファン・カルロス・バレラ大統領(51)も「(米国の)対キューバ政策は私たちにとっても重みがある」とたたえた。(パナマ市 黒沢潤/SANKEI EXPRESS

 ≪オバマ氏 反米感情を緩和、露中に楔≫

 オバマ米大統領にとって、今回の米州首脳会議出席とキューバのカストロ国家評議会議長との直接協議に臨む主眼は、米国の「裏庭」である中南米地域との関係を強化することで、根強い反米感情を緩和し、地域を「侵食」するロシアと中国を牽制(けんせい)して楔(くさび)を打ち込むことにある。

 オバマ氏はパナマに先立ち訪問したジャマイカで9日、市民対話集会で南シナ海の領有権問題を持ち出し、「フィリピンやベトナムが中国ほど大きくないからといって、黙って小突かれていいわけがない」と中国を批判。返す刀で、中国の中南米に対する支援強化に「どのような条件が付いているのか、注視した方がいい」とくぎを刺した。

代表的な反米4カ国 キューバ、ベネズエラ、ボリビア、ニカラグア

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ