4月13日午後、自民党役員会に臨む安倍晋三(しんぞう)首相。統一地方選前半戦の勝利を受け、思わず頬も緩んだ=2015年、国会内(酒巻俊介撮影)【拡大】
維新の党は、5月17日の「大阪都構想」をめぐる住民投票の前哨戦とされた大阪府議選と大阪市議選で、維新傘下の地域政党「大阪維新の会」がともに改選前議席を上回り、第一党を維持した。
公明党は政令市議選で、大阪の1人が落選し目標の「完勝」はならなかった。共産党は34議席上積みした111議席で、41道府県議選全てで当選。非改選の6都県を合わせ、議席がない都道府県議会を初めて解消した。
前半戦の確定投票率は、知事選が47.14%で、道府県議選(45.05%)や政令市長選(51.57%)、政令市議選(44.28%)といずれも過去最低だった。統一地方選の後半戦は、一般市と東京特別区、町村の首長と議員の選挙を行い、26日に投開票される。
≪女性最多 207人≫
41道府県議選で当選した女性は前回比27人増の207人に上り、過去最多となった。女性は今回、379人が立候補しており、当選率は前回から2.7ポイント増の54.6%となった。女性が総定数(2284議席)に占める割合も過去最高の9.1%となった。