4月13日午後、自民党役員会に臨む安倍晋三(しんぞう)首相。統一地方選前半戦の勝利を受け、思わず頬も緩んだ=2015年、国会内(酒巻俊介撮影)【拡大】
道府県議選全体では、自民党は前回から34議席増の1153議席を獲得し、議席占有率は前回から2.4ポイント増の50.5%となった。前回に引き続き、大阪府を除く40道府県で第一党を確保した。ただ、1月の知事選で自民党の推薦候補が敗れた佐賀や、現職6人が落選した埼玉など16県では議席を減らした。兵庫など4県は前回から変化がなかった。新旧別では、全1153議席のうち現職は1004人と87.1%を占め、新人は1割強の136人にとどまった。
一方、民主党は前回比82議席減の264議席に後退し、目標とした改選前の314議席にも及ばなかった。300議席に届かなかったのは2003年以来12年ぶり。議席占有率も3ポイント以上下がり、11.6%となった。