4月13日午後、自民党役員会に臨む安倍晋三(しんぞう)首相。統一地方選前半戦の勝利を受け、思わず頬も緩んだ=2015年、国会内(酒巻俊介撮影)【拡大】
党派別にみると、女性当選者が最多だったのは共産党で58人。男女合わせた党の当選者は111人で、うち女性は半数を超えた。
次いで多かったのは民主党の45人で、党の当選者(264人)のうち17.0%を占めた。
当選者総数が1153人にのぼった自民党の女性当選者は37人。安倍晋三政権は「2020(平成32)年までに指導的地位に女性が占める割合を少なくとも30%程度とする」との目標を掲げるが、今回の道府県議選に限れば、女性の割合は3.2%にとどまった。
道府県別では、最多の神奈川県が17人で、北海道13人、京都府12人、埼玉、兵庫両県が10人。最少は山梨、愛媛、佐賀各県の1人だった。
一方、17政令市議選の女性当選者は178人に上り、総定数(1022議席)に占める割合は17.4%だった。
≪21道府県で議席増 地方創生に弾み≫
自民党は12日に投開票された41道府県議選のうち、大阪や栃木など21道府県で議席を伸ばした。単独過半数を持つ議会も愛知など3県増えて24県に拡大した。10道県知事選で推した現職10人の全勝と合わせ、安倍晋三政権が進める地方創生にも弾みとなりそうだ。