音楽だけに限定せず
非凡な表現力はシングルの販売スタイルにもうかがえる。「秘密の森」という楽曲は、CD付き絵本として売られた。20センチ以上のサイズ、ハードカバーで一般的な絵本のサイズといってもいい大きさで、物語のように歌詞が書かれている。そして昨年末にはハンカチ付きのシングルがリリースになっている。「シングルは、その一曲で明確に世界観を表現できて、例えば、泣いている少女がモチーフだからハンカチをつけよう、とか、音楽だけに表現を限定せずに届けられると思うんです」と彼は話す。
「所属レーベルにアートやファッションといったカルチャーの求心力のある人たちが集まっているためでもありますが、そもそも音楽の周りにあるものを表現することが自然なんです。音楽を外に向けて発信するなら、アートワーク、ビデオ、さらにそこに登場する人の服まで、いろいろイメージを広げることになります」