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対キューバ 「テロ支援国」指定解除通告 オバマ氏「遺産」作りへ 議会対策 (3/4ページ)

2015.4.16 09:35

ホワイトハウスで行われたイベントで、ゴスペル音楽への感謝と敬意を述べるバラク・オバマ米大統領=2015年4月14日、米国・首都ワシントン(ロイター)

ホワイトハウスで行われたイベントで、ゴスペル音楽への感謝と敬意を述べるバラク・オバマ米大統領=2015年4月14日、米国・首都ワシントン(ロイター)【拡大】

 国交正常化加速へ決断

 オバマ氏は、昨年12月にキューバとの国交正常化方針を発表した直後から、国務省にテロ支援国家指定の見直しを命じた。残り任期が2年を切り、イラン核開発の封じ込めと、キューバとの国交正常化を政治的遺産としたいオバマ氏が指定を解除することは、「既定路線」とみられてきた。

 国務省の見直し作業と大統領の決定は当初、5月以降にずれ込むとの見方もあった。だが、キューバ側の慎重姿勢から思うように進展しない国交正常化交渉を加速させるため、オバマ氏も決定を急いだようだ。

 指定解除に際し議会の承認は必要としないが、議会多数派の共和党が解除を妨害するための何らかの立法措置を講じ、波乱も予想される。このため米国内には、指定解除が発効するまで「国交正常化交渉でキューバは見返りを示さないだろう」(米シンクタンク関係者)との見方もある。

「北を支援」 共和党反発

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