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誰が見てもそこに自分自身を見つけるだろう 映画「セッション」 J・K・シモンズさんに聞く (2/5ページ)

2015.4.17 13:55

米アカデミー賞授賞式で助演男優賞を手にしたJ・K・シモンズさん=2015年2月23日、米カリフォルニア州ロサンゼルス(ロイター)

米アカデミー賞授賞式で助演男優賞を手にしたJ・K・シモンズさん=2015年2月23日、米カリフォルニア州ロサンゼルス(ロイター)【拡大】

  • 【メディアトリガーplus(試聴無料)】映画「セッション」(デイミアン・チャゼル監督)。4月17日公開(シナジーリレーションズ提供)。(C)2013_WHIPLASH,LLC.All_Rights_Reserved.

 観客は激しいジャズの演奏をBGMに常に緊張を強いられ、最後にはいい意味でへとへとになるだろう。シモンズは撮影に入る数カ月前から楽譜の読み方を学んだり、ピアノ演奏や指揮の練習に明け暮れ、だいぶ精神をすり減らしたらしい。「これまでも指揮を勉強したり、ビッグバンドもやったことはあります。でも、この映画のように最後まで通して曲を演奏したり、それも何曲も続けて演奏するのは初めての体験だったので、そこは勉強しなければならない部分でした。結構、複雑な作業を強いられますからね」。撮影の2カ月前には懇意の作曲家の好意で、大会場で行われたコンサートに出演することができ、実際にタクトを振るってライブの雰囲気を体にたたき込んだという。

 役作りで肉体改造

 余計な演出を避け、密室を主な舞台に選んだとしても、映画は人間の情熱、嫉妬、確執をこれほどまでに熱量たっぷりに大迫力で描けるものなのかと、見る者は感心するに違いない。シモンズは「どう考えてもフレッチャーは『周囲の人間を威圧したい』と思っているわけです。そこで僕は、きっと彼は威圧的な肉体をも持っているのではないかと考えました。個人トレーナーとジムに通い詰め、懸命に肉体づくりに励みました」と役作りの一端を明かした。

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