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【アメリカを読む】揺れるクリントン氏 「右」「左」どちらへ? (4/4ページ)

2015.4.21 09:20

地方遊説を始めたヒラリー・クリントン前国務長官(中央)は4月14日、全米で最初に党員集会が行われ、大統領選の行方を占う重要な州と位置づけられる中西部オハイオ州を訪れ、街のカフェで地元住民らと会話を交わした。親しみやすさのアピールに懸命だ=2015年(AP)

地方遊説を始めたヒラリー・クリントン前国務長官(中央)は4月14日、全米で最初に党員集会が行われ、大統領選の行方を占う重要な州と位置づけられる中西部オハイオ州を訪れ、街のカフェで地元住民らと会話を交わした。親しみやすさのアピールに懸命だ=2015年(AP)【拡大】

 臆測を呼ぶロゴの矢印

 オバマ政権下では、民主党支持層がリベラル色を、共和党支持層が保守色をそれぞれ強める二極分化が進んだことが米国内の世論調査で分かっている。リベラル勢力の同性婚容認、保守勢力の銃規制反対といった両極の主張に付いていけない層が増えていることも特徴だ。

 こうした「無党派層」をどう取り込むかは各陣営が頭を悩ませている課題といえる。

 ちなみに、ワシントンではクリントン氏が「右寄りになるのではないか」とささやかれている。その理由は陣営の「ヒラリー・フォー・アメリカ」のロゴマークにある。ヒラリーのイニシャル「H」の横棒が、右向きの矢印になっているためだ。

 もちろん、これは臆測の類いだ。ただ、クリントン氏は現在のところ大統領に最も近い位置にいると目されているだけに、選挙活動で民主党を支持するリベラル勢力を重視する戦略を選ぶか、保守層や無党派層も巻き込もうとするかは米国の行方を左右することになる。(ワシントン支局 加納宏幸(かのう・ひろゆき)/SANKEI E XPRESS

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