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研究用チンパンジーに「人身保護令状」 NY州最高裁、人間以外に初 (1/4ページ)

2015.4.23 07:00

オランダ中部アーネムの動物園で、木の枝で無人機をたたき落とすチンパンジーを、無人機に搭載されたカメラが捉えた映像。チンパンジーが高い知能を持つ証しとして大きな注目を集めた=2015年4月10日(AP)

オランダ中部アーネムの動物園で、木の枝で無人機をたたき落とすチンパンジーを、無人機に搭載されたカメラが捉えた映像。チンパンジーが高い知能を持つ証しとして大きな注目を集めた=2015年4月10日(AP)【拡大】

 米ニューヨーク州最高裁は22日までに、州立大学が研究施設で飼育している2匹のチンパンジーについて、不当に自由を奪う「違法拘禁」の可能性があるとして、人間と同じ扱いとなる「人身保護令状」を出した。

 米国で動物に保護令状が出るのは初めて。動物保護団体が「自主性と知能を兼ね備えた動物である」として、2匹の解放を求めていた。最高裁は被告である州と大学側に「飼育の合法性」を立証するよう命じ、5月6日に審理を開くことも決定した。

 昨年12月にはアルゼンチンの裁判所が、動物園で暮らすオランウータンの「人権」を認め、解放を命じる判決を出した。2匹は最終的に「自由」を得られるのか。全米が審理の行方を注視している。

 解放求め団体提訴

 地元紙ニューヨーク・デーリー・ニューズ(電子版)などによると、この2匹は、ロングアイランドにあるニューヨーク州立ストーニーブルック大学が研究のために飼育している雄のレオとヘラクレス。

訴えを起こしたのは、2007年にフロリダ州で設立された非営利団体…

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