また正式な大会名は、「マハー・チャクリ・シリントーン王女杯ツアー・オブ・タイランド」となっており、人気の高いタイ王室のシリントーン王女の名前が冠されている。大会期間中の4月2日はシリントーン王女の60歳の誕生日だったため、大会は終始、祝賀ムードに包まれた。
≪フェアプレーで日本人ワンツー≫
ナコンラチャシマをスタートした第1ステージは、3選手が逃げ切る展開となり、沖縄出身で暑さにはめっぽう強いという内間康平(ブリヂストンアンカー)が優勝した。実は内間は、2月にナコンラチャシマで開催されたアジア選手権で優勝を狙っていたが、3位という結果に終わり、大きな悔しさを味わっていた。その悔しさを晴らすかのように今季初勝利を挙げ、総合成績首位の証しである黄色のリーダージャージに袖を通した。
第2ステージから、内間のリードを守るべく、ブリヂストンアンカーがチーム一丸となって力強い走りを見せるも、連日の酷暑や激しい攻防戦から、徐々にチームに疲労の色が現れる。そして第4ステージでは、15人ほどの先行する選手たちを捉えることができず、その先頭集団に入っていた昨年の大会優勝者である中島康晴(愛三工業レーシング)が、総合成績を4秒差で逆転し、新しいレースリーダーとなった。