日本の首相として初めて米議会の上下両院合同会議で演説した安倍晋三(しんぞう)首相。英語での約45分の演説中、スタンディングオベーションは14回にも上った=2015年4月29日、米国・首都ワシントン(共同)【拡大】
バラク・オバマ大統領(53)もその姿勢を認めている。4月28日の首脳会談は2時間近くに達したが、両首脳が歴史認識に触れることはなかった。
「あす演説があるんだよな。期待しているよ」。大統領は首相にそう語りかけた。首相を「歴史修正主義者」とみなしていれば、そうした言葉は出てこない。
反論の行事なし
有力議員が演説を好感をもって受け止める中で、慰安婦問題の日本非難決議を主導したマイク・ホンダ下院議員(73)=民主党=は「首相が慰安婦に対する旧日本軍の組織的な残虐行為の責任から逃れ続けようとしていることは衝撃的で恥ずべきことだ」とコメントした。
ホンダ氏を選出したカリフォルニア州では、首相はフェイスブック本社などの企業訪問や財界人や日系人らとの交流を予定している。反日的な主張に反論する行事などはない。