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岸田外相 カストロ兄弟と会談 素早い「キューバ詣で」 関係強化へ (5/5ページ)

2015.5.4 07:45

ラウル・カストロ国家評議会議長(右)と会談する岸田文雄外相=2015年5月2日、キューバ・首都ハバナ(外務省提供・共同)

ラウル・カストロ国家評議会議長(右)と会談する岸田文雄外相=2015年5月2日、キューバ・首都ハバナ(外務省提供・共同)【拡大】

 さらにキューバが先進国との間で抱える債務問題もブレーキをかける。

 日本などの債権国と協議を進めているが、中長期債務は約615億円に上る。解決の見通しが立たない限り、円借款などは開始できないのが実情だ。

 「債務の多くを放棄してくれて感謝している。着実に返済しており、今後もしっかり返済していく」。ラウル氏は会談で岸田氏にアピールした。(共同/SANKEI EXPRESS

 ■日キューバ関係 1929年に国交樹立。第二次大戦で断交するが52年復交。日本が大量に砂糖を輸入した70年代、キューバにとって日本は主要な貿易相手国だったが、その後の累積債務問題などで経済関係は停滞。フィデル・カストロ前国家評議会議長は現職議長だった95年と2003年に非公式に日本を訪問した。日本人観光客は年間5000~6000人。在留邦人は84人(13年)。日系人は約1100人。(共同/SANKEI EXPRESS

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