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石垣島から 1メートル潜れば無数の生物に出合う (1/3ページ)

2015.5.1 11:20

石垣島北端の平久保灯台の下に広がるサンゴ礁の群落=2014年8月25日、沖縄県石垣市(永山真治さん撮影)

石垣島北端の平久保灯台の下に広がるサンゴ礁の群落=2014年8月25日、沖縄県石垣市(永山真治さん撮影)【拡大】

  • コブシメの雄は、雌が産卵している間は周りを警戒して寄って来るものを威嚇、それが自分よりはるかに大きい人間であっても逃げない「家族思い」の一面もある=2015年4月1日、沖縄県石垣市(永山真治さん撮影)
  • 孵化したばかりのコブシメは、体色は天敵から見えにくいように半透明=2008年5月14日、沖縄県石垣市(永山真治さん撮影)
  • カエルアンコウの幼体。体長は約1センチほどで成長すると20センチくらいになり、手足に似たヒレで海底を歩く。愛嬌(あいきょう)のある容姿だが周囲の環境に溶け込む“擬態”の名人。獲物を待ち構え一瞬で飲み込んでしまう=2013年12月5日、沖縄県石垣市(永山真治さん撮影)
  • 日本の海域に生息するクマノミのうち、写真は米国のアニメーション映画「ファインディング・ニモ」のモデルとして知られるようになったカクレクマノミ。鮮やかな色で愛嬌(あいきょう)がある。3月頃から黒潮の流れが石垣島に近づき水の透明度が上がって来る=2008年5月2日、沖縄県石垣市(永山真治さん撮影)
  • 石垣島の北部、伊土奈からみた夕日。美しい海岸の周囲にはマングローブが広がる=2011年4月10日、沖縄県石垣市(永山真治さん撮影)
  • 石垣島(沖縄県石垣市)

 今回は石垣島の海を紹介する。「世界一、美しい海」と海外のダイバーが絶賛していることは意外に知られていない。何年か前、海外にスキューバダイビングに行ったとき、「なぜ日本人は石垣島の海があるのに、わざわざ外国の海で潜るんだ?」と言われて恥ずかしい思いをした。

 僕が石垣島へ移住したのは、スキューバダイビングをして、水中で写真撮影をしたかったからだ。水中撮影では、さまざまな制約にぶつかる。でも陸上では撮れないアングルから撮れる面白さがある。

 水中は宇宙でいう無重力状態のようなもので、全方位360度、自由自在に動ける解放感がある。陸上で例えて言うと、ビルの3階の部屋を宙に浮いた状態で外から撮影できるような感じだろうか。地球の重力から放たれて自由に動き、さまざまな角度から被写体を撮影できる素晴らしさは、体験してみないと分からない。身近な海に身を委ね、宇宙に行かなくても無重力状態を体験できる、というわけだ。

 水族館へ行けば海中を体験したかのような気分になるが、人工的に管理され、本当の自然界では有り得ない、妙な生態系の世界にごまかされてしまう。

 実際の海は地球上の表面積の7割を占め、魚や貝、サンゴやプランクトン、微生物まで1000万種以上の生物が生息するといわれている。海では、陸上だったら動物園にしかいないような生き物を、野生の状態で見られる。わずか1メートル潜るだけでも無数の生物に出合えるのも魅力の一つだ。

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