終盤を迎えた英総選挙で、少女と記念撮影に応じるスコットランド民族党(SNP)のニコラ・スタージョン党首(中央)。SNPは急速に支持を広げ、総選挙後の政権枠組みを左右する可能性もでてきている=2015年5月4日、英スコットランド西部ラーグス(ロイター)【拡大】
これまではそのカリスマ的人気はスコットランド内だけにとどまっていたが、4月2日の最初のテレビ党首討論で「キャメロン首相に首相になってほしくない」「(労働党の)エド・ミリバンド党首(49)の首相就任を手助けしたい」などと歯にきぬ着せぬ明快な主張を繰り返し“台風の目”に浮上した。
保・労ともに否定的
複数の英メディアは、共に左派路線で親欧州連合(EU)派の労働党とSNPが連立政権を組む可能性を指摘するが、労働党のミリバンド党首はSNPとの連立には否定的だ。
一方、保守党のキャメロン首相は、労働党とSNPの連立政権誕生は「恐ろしいことで英国を地獄に陥れる」と警告。保守党のジョン・メージャー元首相(72)もロイター通信に、英国の未来に「明白かつ現在の危険」を提起したと非難した。
選挙後、「新政権発足まで数週間はかかる」との見方も出ているが、スタージョン党首の動きから目が離せそうにない。(SANKEI EXPRESS)