日本館は敷地面積約4170平方メートルで、参加国の中で最大規模。外装には伝統工法「立体木格子」を取り入れ、くぎを使わずに木材を組み合わせたデザインも話題だ。
愛知県や中国・上海、韓国・麗水で開催された万博に毎日通い続け、「万博おばあさん」の愛称で知られる愛知県瀬戸市の主婦、山田外美代(とみよ)さん(66)が、ミラノ万博ではPRを担う「日本館サポーター」に就任した。来場者や参加国の関係者らとの触れ合いを通じ、「たくさんの知恵が詰まった日本の食文化を世界の人に知ってもらいたい」と意気込んでいる。
世界では多くの人が飢餓に苦しむ一方、肥満が深刻な問題となっており、山田さんは「食の不均衡に対し、日本は何を発信できるのか、ミラノ万博はどのような結論が出せるのかに関心がある」と話した。序盤と7月の「ジャパンデー」開催期間の2回に分け、計約1カ月間会場を回る予定だ。(EX編集部/撮影:AP、ロイター、共同/SANKEI EXPRESS)