2015年3月期連結決算を発表するトヨタ自動車の豊田章男社長=2015年5月8日午後、東京都文京区の東京本社(荻窪佳撮影)【拡大】
課題だった商品力強化に向けた対策も打っている。
車台や部品を一体開発してコストを削減し、トヨタ車全体の性能を向上する共通化戦略「TNGA」を今年発売するハイブリッド車(HV)「プリウス」の新型車から採用。20年頃には販売する車の半数に展開する。
「新しい仕事の仕組みを生み出さなければ、これからの成長を語ることはできない」。かねてから豊田社長は世界1000万台態勢についてこう強調してきた。
3月に発表した新たな役員体制は、先進国を担当する「第1トヨタ」のトップとして、初の外国人副社長となるディディエ・ルロワ氏を就任させた。北米や日本が舞台の第1トヨタはトヨタの屋台骨。海外出身の人材でグローバル展開を推し進める。
副社長の役割も変更。社長の補佐として中長期視点で経営全般を見る。現場に近い専務などの各部門の責任者に意思決定を委ねる体制に改めた。