2015年3月期連結決算を発表するトヨタ自動車の豊田章男社長=2015年5月8日午後、東京都文京区の東京本社(荻窪佳撮影)【拡大】
グループ改革も
グループ改革も待ったなしだ。デンソーとアイシン精機の役員をトヨタの役員に受け入れる一方、系列の部品メーカーの再編を加速。昨年11月には、ブレーキやディーゼルエンジンなど各社で散らばっていた事業の集約を打ち出した。
トヨタ幹部は「これまで内向きに争っていたが、グループ全体で競争力を高めないといけない」と話す。
自動運転や環境技術など研究開発領域は広がっており、海外では独ボッシュなどメガサプライヤーと呼ばれる部品大手が存在感を増している。TNGAの成功にも系列各社の底上げが欠かせない。多様なブランドを抱えるライバルのVWグループのように、トヨタも部品メーカーやダイハツ工業などを含めたグループ経営の巧拙が、今後は競争力を大きく左右する。