2015年3月期連結決算を発表するトヨタ自動車の豊田章男社長=2015年5月8日午後、東京都文京区の東京本社(荻窪佳撮影)【拡大】
矢継ぎ早の改革に「現場が少し混乱している」(幹部)との声もある。ただ、豊田社長は「体力がついてきた今こそ体質改善に取り組む」と迷いはない。
新興国市場の低迷や円安の利益押し上げ効果の剥落などリスクもくすぶる中、トヨタの新たな挑戦の真価が問われる。(田村龍彦/SANKEI EXPRESS)
■トヨタの業績 リーマン・ショックを受けた2009年3月期は連結営業損益が4610億円の赤字に転落したものの、10年3月期には黒字を確保した。東日本大震災の影響が直撃した12年3月期は営業減益に陥った。14年3月期の営業利益は消費税増税前の駆け込み需要や円安効果が寄与し、2兆2921億円と6年ぶりに過去最高を更新していた。