演出家、小川絵梨子さん=2012年11月9日、東京都内(矢島康弘撮影)【拡大】
修了後は米国と日本を行き来して演出の仕事を手がけていた。2010年の「今は亡きヘンリー・モス」の翻訳と演出が高く評価され、13年には「OPUS/作品」の演出で千田是也賞を受賞、日本での仕事の幅を広げている。
得意とする翻訳劇は「ネーティブの人が、ネーティブの本を読んだときと同じ距離感を再現したい」。ジャンポール・サルトルやサミュエル・ベケットなど取り組みたい戯曲は多いが、オリジナルを書くことには興味がない。「本に助けてもらって、言いたいことや感じたいことを一緒にやらせてもらっている」と今後も自然体を貫く。(文:藤沢志穂子/撮影:矢島康弘/SANKEI EXPRESS)