ファッションブロガーになってから季節前に撮影をすることも多く、肌寒い春に真夏の格好をしていると季節感なんてどうでもいい気分になることがしばしばあります。シチュエーションも同じです。何度も海外ロケができる身分ではないので近場でそれっぽいところを探す癖がつくようになりました。南の島のヤシの木が必要ならシュロの木のあるところにしたり。いいレンズを開放にして背景をぼかして撮影すれば雰囲気のある写真が撮れます。見せたい物が服なので背景がセットでもOKなのですが、旅の風景写真はそうはいきません。ヤシの木とシュロの木のシルエットは全く違います。ヤシの木のシルエットは海のある暖かい土地をイメージさせるブランドなどのロゴでもよく見かけますが、日本国内いろいろなところで見かけるシュロの木の葉は、天狗(てんぐ)の破れうちわのようなのでヤシの木のような洗練されたシルエットにはなりません。ボサボサしただらしない感じがします。でも、その皮はほうきになったり縄になったりします。なんだかとても働き者の感じがします。