プロジェクトの共同責任者で、オックスフォード大イングリッシュ学科のポリーナ・キューズ氏は「ノートとスケッチは、アン女王への王位継承をめぐる当時の政治への理解を深めるとともに、ニュートンが果たした驚くべき役割を提示している」と述べ、「本当に興奮するような発見だ」と評価した。
ちなみに、最後のイングランド王国・スコットランド王国の君主で、最初のグレートブリテン王国君主およびアイルランド女王となったアン女王は、17回も妊娠したが、世継ぎは全員死亡。1714年に自らが他界すると、スチュアート朝は断絶し、英国に新たな時代が到来した。
女王にナイトの称号を授けられたニュートンは、女王の崩御後、10年あまり生き、84歳で他界した。自然科学や工学、技術の基礎となる古典力学や物理学の祖となり、近代文明に大きな影響を与えた偉業は、今も生き続けている。(ロンドン 内藤泰朗/SANKEI EXPRESS)