台風6号の移動経路と今後の予想進路=2015年5月11日18時現在【拡大】
台風6号が気象庁の予想通りの動きをとった場合、5月としては2011年以来4年ぶり、気象庁が統計を開始した1951年以降では8回目となる本州や九州、四国への接近となる。通常、台風の発生が多くなるのは7月以降だが、今年は平年の3倍近い7個の台風が発生。気象庁によると、5月に発生した台風は日本列島に接近するケースが多いという。
高気圧の間を通り
台風6号は、日本列島の南東の太平洋高気圧と、中国大陸の高気圧との間を縫うように日本列島に向かっている。
5月は今回のような気圧配置になりやすいといい、2011年の台風1号と2号も同様のルートを通って日本列島に接近した。気象庁天気相談所の松本積(つもる)所長は「5月の台風は日本列島に接近しやすい傾向にある。実際に接近することが少ないのは、5月に発生する台風が少ないためだ」と説明する。
ところが、今年はすでに太平洋上で台風7号が発生するなど、5月までの平年の台風発生数(2.4個)の3倍近いペースで推移している。
松本所長は「フィリピンの東の海で海面水温が平年より1度前後高いため、台風が発生しやすくなっている。たくさん発生しているうちの一つが、今回日本列島に向かってきたのではないか」とみる。