そうした観点からすると「アジアの夜景は、光の足し算を手に入れているのだから、ある意味なんでもありで、その面白さがどんどん浮かび上がってくる」と指摘する。色光の重ね方、巨大建築物への投光、時代性の交錯など実に刺激的という。
さらに、「刺激という名の熱量は、身体の中にしっかりと受け止めて帰国した後にも、体の中をズンズンと突き上げてくる。アジアの光が血管に入り込み、ぐるぐると体中を駆け巡るような、そんな感じである」とコメントしている。
そして「部屋の光を少々暗くして、写真集のページにのみ光を当てて、ぜひ楽しんでいただきたい」と、とっておきの楽しみ方を紹介している。(EX編集部/撮影:夜景フォトグラファー 丸田あつし/SANKEI EXPRESS)