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シャネル・ネクサス・ホール「Alaska」マルク リブー写真展 京都に巡回 (1/5ページ)

2015.4.27 18:50

帯匠の古い蔵に白い空間がつくられ、極北の地に息づく人々の暮らしがつづられる=2015年4月17日(提供写真)

帯匠の古い蔵に白い空間がつくられ、極北の地に息づく人々の暮らしがつづられる=2015年4月17日(提供写真)【拡大】

  • 会場の黒蔵は宮大工の名棟梁が生んだ京町家の精華=2015年4月17日(提供写真)
  • 「KYOTOGRAHIE京都国際写真祭」共同代表の照明家の仲西佑介氏(左)とフランス出身で写真家のルシール・レイボーズ氏=2015年4月17日(提供写真)

 ≪帯匠の蔵に広がる白い大地 写真が世界を結ぶ≫

 古くからの呉服商が居住まいを正して軒を連ね、京都でも指折りの由緒を誇る室町通りに「誉田屋(こんだや)源兵衛」の壮麗な町家が1738年に創業した帯問屋の大店(おおだな)にふさわしい風格を漂わせる。中庭の先には六角形のドームも印象的な「黒蔵」があり、そこで開催されている「Alaska」マルク リブー写真展では、美しくも厳しい極北の大地に息づく人々の営みが刻まれている。

 1923年、リヨンに生まれたリブーは30歳のとき、軽業師のようにエッフェル塔の鉄骨を塗る職人の姿を捉えて名声を得た。冷戦ただ中の時代に中国やベトナムをいち早く取材し、生きた人間の真実をあたたかな視線に写し取るなど、世界の巨匠として知られる。58年には日本を訪れ、その冬に北米のアラスカで2000キロに及ぶ冒険の旅に出た。

 今回の展示は1月に東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールで紹介された多くの未発表作品を含む巡回展。雪と氷で覆われた地に息づく人間の姿と峻厳(しゅんげん)とした自然を活写し、新しい世界を眼前に示しながら、人間の大いなる営みに強い共感を寄せ、見る者に自らの存在の意味を問いかける。

9カ国14組の作家が参加

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