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【大相撲】安美錦、あと一歩… 恩人への金星つかめず

2015.5.15 09:20

白鵬(中央)を慌てさせ、背中を取った安美錦(右)。だが、惜しくも振り切られ、金星を逃した=2015年5月14日、東京都墨田区・両国国技館(納冨康撮影)

白鵬(中央)を慌てさせ、背中を取った安美錦(右)。だが、惜しくも振り切られ、金星を逃した=2015年5月14日、東京都墨田区・両国国技館(納冨康撮影)【拡大】

 大相撲夏場所は14日、東京・両国国技館で5日目を行い、横綱白鵬は安美錦の攻めに苦しみながら、逆転の突き落としで1敗を守った。横綱在位中の勝利数を625勝とし、史上2位の千代の富士に並んだ。大関稀勢の里は関脇妙義龍に寄り切られ2連敗。40歳の旭天鵬は単独史上1位の幕内1445回出場を記録した。全勝は平幕の高安と魁聖。1敗で白鵬ら11人が追う。

 相手の健闘をたたえるように、白鵬が倒れ込んだ安美錦に手を貸した。16秒8の攻防で、相撲巧者の36歳のベテランは動きを止めずに横綱へ襲いかかった。白鵬の突き押しを安美錦は右へ、左へと回りながらこらえた。右差し左上手に組みとめ、上手出し投げで後ろ向きに。勝負は決したか、と思われたが、横綱は体を回転させて抵抗。食らいついて前進したが、逆転の突き落としに屈した。

 あと一歩まで追い詰めたが、安美錦は「勝ちたかった」と漏らす。そして「付け人が辞めちゃったから」と続けると、こみ上げてくるものをこらえ切れず、何度もタオルで目元を拭った。関取になってからずっと支えてくれた元幕下の扇富士が先場所限りで引退。15年半以上という長い期間、同じ付け人と過ごすというのは珍しい。恩人に届けたかった金星はつかめなかったが、「2人で考えてきたことはできたかな。本当に勝ちたかったけどね。明日から頑張るよ」と語った。(SANKEI EXPRESS

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