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【アメリカを読む】ジェブ・ブッシュ氏の「失言」 (4/4ページ)

2015.5.19 09:00

5月14日、米西部アリゾナ州テンピで行われた政治集会で、イラク戦争の開戦判断に明確な否定的見解を表明し、報道陣に取り囲まれるジェブ・ブッシュ氏(中央)=2015年(ロイター)

5月14日、米西部アリゾナ州テンピで行われた政治集会で、イラク戦争の開戦判断に明確な否定的見解を表明し、報道陣に取り囲まれるジェブ・ブッシュ氏(中央)=2015年(ロイター)【拡大】

 クリントン氏にも「傷」

 ブッシュ氏が共和党の予備選・党員集会を制した場合に対峙(たいじ)すると目される民主党のクリントン氏(67)は、今のところ「失言」に反応を示していない。上院議員としてイラク開戦に賛成した過去の「傷」が、08年大統領選でオバマ氏との指名争いで敗れる一因となったのだから当然かもしれない。

 ただ、クリントン氏は回顧録で国務長官としてシリアの穏健な反体制派への軍事支援を模索したことなどを強調し、国際紛争に関するオバマ氏の弱腰姿勢とは一線を引くというしたたかさを見せている。

 米世論調査会社ギャラップの最近の調査では、大統領選で外交を重視するとした支持層は共和党77%に対し、民主党58%。テロ対策を重視するとしたのは共和党81%、民主党71%。共和党支持層の方が外交や安全保障により敏感といえる。ブッシュ氏がこうした問題で今後も対応を誤れば、手痛い打撃となる可能性がある。(ワシントン支局 加納宏幸(かのう・ひろゆき)/SANKEI EXPRESS

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