伊勢丹新宿本店に入荷した初夏の新作ブレスレット。上段右から5ラップ(3万7000円)、1ラップ(9000円)、1ラップ(1万6000円)。中段左からレザーブレス(9000円)、5ラップ(2万1000円)、バングル(3万3000円)。下段はロングネックレス(左から2万5000円、1万9000円、4万3000円)=2015年5月8日、東京都新宿区(藤沢志穂子撮影)【拡大】
しかしこのブランドを支える本当の魅力は、一人の作り手からまた別の作り手へと大切に引き継がれ、ようやく一つの商品が完成するというハンドメードのぬくもりにあると思っている。
チャン・ルーのブレスレットは、その作製の多くを途上国の女性たちに任せている。女性たちが手に職を持つことで、貧困から抜け出せるように…とのチャンさんの思いが込められているのだ。
原料も違法な労働搾取で作られたものは絶対に使わない、そんな意志を貫いているという。値段は少々お高めだが、以前、テレビショッピングのジュピターショップチャンネルで「これが本来の適正価格なのよ」と話していたチャンさんの言葉を聞き、納得したのを覚えている。1年半前に起きた模造品の事件は、そんなチャンさんの思いを踏みにじる許し難い行為だった。
ブランド再スタートの記事を読んだときは、心から応援したいと思った。チャンさんの思いを、今度こそ日本で実現してほしい。ブランドと代理店、百貨店のつながりを大切にし、消費者の手に届くまで、一つ一つの商品に皆の思いを託してほしい。(今泉有美子/SANKEI EXPRESS)