少年は5月、善光寺のほかに京都市の東本願寺(1日)、兵庫県姫路市の姫路城(3日)でもドローンを飛行させ、各府県警が注意。14、15日には国会議事堂近くでドローンを飛ばそうとするなどして、警視庁に5回、注意を受けていた。
少年はネット配信サイトに動画を多数投稿。2月には川崎市の中1殺害事件で逮捕された少年の自宅を中継するなど、トラブルを繰り返していた。動画サイトは、閲覧者が投稿者に現金化できるアイテムを送信できる仕組み。少年も動画配信で収入を得ていたといい、少年事件課は動機との関連を調べる。
≪「動画収入で生計」 悪質な行為誘発≫
警視庁に威力業務妨害容疑で逮捕された少年は、自身のホームページで「ノエル」と名乗り、「15歳で配信業やってます」と自己紹介。ドローンを飛ばしたり、警察から職務質問されたりする様子を生中継するなどしていた。過去に警察批判をしていた少年は、逮捕後の取り調べでも「答えるつもりはありません」と話しているという。