4月には「ネットアイドル」を自称する30代の無職の男が、都内の交番で踊る様子を投稿。建造物侵入容疑で警視庁に逮捕された。1月には香川県高松市に住む20代の男が通行人に「お年玉をカップに入れてください」などと、金銭を請う物ごい行為をネット中継。翌月、香川県警に軽犯罪法違反容疑で書類送検された(後に不起訴)。
ITジャーナリストの井上トシユキ氏は「動画サイトの収入だけで生活できる勝ち組はごく一部。視聴者の気を引こうと騒動を起こしても、好意的に見る向きは少ない」と指摘する。
運営側にとっても、世間から不正に手を貸しているとみられかねないため、ドローン少年が動画を投稿するたびアカウント(ネットサービスにログインする権利)を削除していた。「配信業で生計を立てる」はずだったこの少年。本末転倒とはこのことだ。(SANKEI EXPRESS)