「基本的には台本第一です。台本が想像力をどれだけ豊かにしてくれるかが重要。見た目はおのずと後からついてきます。どれだけ作品の世界観にあった感じでせりふを言えるかが大切です。(NHK大河ドラマ『平清盛』で演じた)後白河法皇に関しては、歴史をしっかり勉強して撮影に臨みましたが、この映画では自分の正直な女性への考え方とか、男ならではのニュアンスを意識しましたね」。一方の前田は「あまり深く考えていないので…」。役者の先輩、松田を頼もしそうに見つめていた。5月23日、全国公開。(文:高橋天地(たかくに)/撮影:栗橋隆悦/SANKEI EXPRESS)
■まつだ・しょうた 1985年9月10日、東京都生まれ。主な映画出演作は、2007年「ワルボロ」、10年「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」、11年「ハードロマンチッカー」、12年「アフロ田中」など。テレビでは、08年のNHK大河ドラマ「篤姫」、12年「平清盛」など。父は松田優作、母は松田美由紀、兄は松田龍平。