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スペクタクルな物語とインパクト重視 映画「天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~」 FROGMAN監督インタビュー (2/5ページ)

2015.5.22 14:50

「声優も一新して臨みました」と語るFROGMAN監督=2015年4月24日、東京都千代田区麹町(高橋天地撮影)

「声優も一新して臨みました」と語るFROGMAN監督=2015年4月24日、東京都千代田区麹町(高橋天地撮影)【拡大】

  • 【メディアトリガーplus(試聴無料)】映画「天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~」(FROGMAN監督)。5月23日公開(東映提供)。(C)天才バカヴォン製作委員会

 《バカボン一家は、長男のバカボン(犬山イヌコ)と、自由人のバカボンのパパ(FROGMAN)、優しいママ(上野アサ)、弟のハジメちゃん(澪乃せいら)の4人家族。東京の片隅で毎日楽しく暮らしていたが、ある日を境に不審な男たちが次々と自宅を訪ねてくるようになる。彼らは暗黒組織「インテリペリ」の一味。なぜかパパの本名を知ろうと躍起になっていたが、パパの不規則発言に翻弄され、まったく成果が得られない。一計を案じたインテリペリの総帥ダンテ(村井國夫)は「バカボンからパパの本名を直接聞き出そう」と方針転換。「子供と仲良くなるには、子供が一番。それも特別な子供がな…」。ダンテは天国に召されたはずの名作「フランダースの犬」の主人公ネロ(瀧本美織)と愛犬パトラッシュの魂を現世に召還し、彼らを蘇らせ、バカボンが通う小学校にネロを転校させ、バカボンと同じクラスに潜り込ませる》

 子供ながらに悲しかった結末

 なぜ、コラボレーションの相手が「フランダースの犬」なのか。FROGMAN監督が重視したのは、スペクタクルな物語と観客へのインパクトだった。「『天才バカボン』のキャラクターたちだけの話に落とし込んで、例えば、バカボン一家の家に何かしてやれと、隕石でも落としたとしても、お客さんへのインパクトという点で疑問が生じます。映画のプロットが『えー、何それ?』と興味を持ってもらえるようなものでなければ、世間は決して許さないと、僕は思い込んでいたのです。それはあり得ないコラボレーションです」

「赤塚先生の生誕80周年記念作品ということでしたら…」

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