【Fashion Addict】
ナチュラルで心地よい素材を使い女性を美しく見せる服「ヨーガンレール」。ドイツ出身で40年以上も日本に住んだヨーガン・レールさんが、自身の名を冠して設立したブランドだ。「環境に配慮した天然素材や、天然染料にこだわり職人の手仕事を追求したい」と、2006年に立ち上げたのが「ババグーリ」。インドで取れるめのうの意味で、天然素材を手仕事で仕上げた衣料から食材まで、生活用品全般を扱う。ヨーガンさんは昨秋、不慮の事故で亡くなったが、その精神は今後も生き続ける。
こだわりの衣食住
ババグーリの本店は東京・清澄白河のヨーガンレール本社1階にある。「コーヒーのサードウエーブ」でにわかに注目度が高まった場所だが、本社を構えたのは20年以上も前の1993年。都市開発に伴う本社の移転先を検討する際、一定の広さが確保できた場所だったため。社員食堂では、ベジタリアンだったヨーガンさんの食生活を反映して、自然食材を使う手作りの健康ランチを提供している。