衆院本会議で民主党の枝野幸男(ゆきお)幹事長(手前)の質問を聞く(後ろ右から)安倍晋三(しんぞう)首相、中谷元(げん)防衛相、岸田文雄外相=2015年5月26日午後、国会・衆院本会議場(酒巻俊介撮影)【拡大】
≪3つの焦点絞り込み 与野党攻防≫
集団的自衛権の行使容認を含む安保関連法案の審議で、野党は「自衛官のリスク」「集団的自衛権行使の領域」「米国の戦争への巻き込まれ論」と3つに焦点を絞り政府側を追及。討論の核心部分をまとめた。
自衛官のリスク
「わが国の有事は言うに及ばず、国連平和維持活動(PKO)や災害派遣などの任務も命がけであり、自衛隊員は限界に近いリスクを負っている」
安倍晋三首相は26日の衆院本会議で、現場の自衛官が常に高い危険と隣り合わせで、任務に当たっていると強調した。
安保法制の整備による「自衛官のリスク」をめぐっては、民主党の岡田克也代表(61)が「自衛隊のリスクは飛躍的に高まる」と批判。菅義偉(すが・よしひで)官房長官(66)が「抑止力が高まる。相手が攻めてこなくなる」と反論した経緯がある。