衆院本会議で民主党の枝野幸男(ゆきお)幹事長(手前)の質問を聞く(後ろ右から)安倍晋三(しんぞう)首相、中谷元(げん)防衛相、岸田文雄外相=2015年5月26日午後、国会・衆院本会議場(酒巻俊介撮影)【拡大】
中谷氏が「武力行使の新3要件」を満たせば他国領域でも行使可能だと説明したのに対し、首相は20日の党首討論で「一般的に認められていない」とし、例外として停戦前の機雷掃海を挙げた。枝野氏はこの点で食い違うと指摘したのだ。
首相は26日の答弁で「機雷掃海は『一般』の外といったように、実態は水中の危険物から民間船舶を防護し、安全航行を確保するのが目的で受動的、限定的行為だ。外国の領域であっても新3要件を満たすことはあり得る」と反論。枝野氏が首相の発言を「ミスリード」と決めつけたことに「指摘は当たらない」とも付け加えた。
巻き込まれ論
最後に質問に立った共産党の志位(しい)和夫委員長(60)は「米国の言われるままに集団的自衛権を発動することになるのは明らかだ」と糾弾し、徹底審議のうえ廃案にすると意気込んだ。