台風を避けて飛行ルートを設定するため、ボルシュベルグさんと交代で操縦士を務めるスイス人操縦士のベルトラン・ピカールさん(57)は今回、モナコのアルベール2世大公(57)の協力を受け、モナコに設置した飛行管理センターで最新の気象情報を収集。ハワイまでの飛行中、ピカールさんは常時モナコからボルシュベルグさんに気象など航空情報を送り続ける。
5昼夜ぶっ通し
ソーラー・インパルス2は1人乗りで、重量削減のため防寒装置も最小限という操縦士にとっては過酷な実験機でもある。そのうえ、ハワイまでの5昼夜は1日の睡眠2~3時間で飛ばなければならない。
フランス通信(AFP)や英BBC放送(電子版)によると、元スイス空軍パイロットのボルシュベルグさんは離陸に先立ち、「天気も風もいい。安定した回廊がハワイまで届けてくれるはずだ」と台風に遭遇する恐れはないとの見通しを示したうえで、「上空で過ごす5、6日の間に自分自身を保ち、何を感じるのか発見したい」と難関に挑む心境を明かした。(SANKEI EXPRESS)