休養を発表したオリックスの森脇浩司(ひろし)監督=2015年6月2日、東京都文京区(北野浩之撮影)【拡大】
大型補強の4選手はけがのため、相次いで離脱。さらに、残留したエースの金子は昨年手術した右肘の経過が芳しくなく、開幕から2カ月後に復帰したものの本調子とは言えない。昨年活躍した比嘉、平野佳、岸田、佐藤達の救援陣も次々と負傷した。
森脇監督が言うように「十分な戦力」を与えられたのは間違いないが、球界関係者から「ここまでけが人が多いと…」と同情の声が出るほどだった。
森脇監督は試合当日、練習前と練習後、さらに試合後にミーティングを行い、コーチ陣の意見を吸い上げてきた。この積み重ねが昨年は的確な選手起用となり、最後まで優勝争いを続けた。今季は試合に臨むに当たって、戦力そのものがそろわなかった。(SANKEI EXPRESS)