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火星有人探査 空飛ぶ円盤で着陸 NASA、高性能パラシュート実験中 (1/3ページ)

2015.6.4 00:00

「低密度超音速減速機(LDSD)」のテスト機をのぞき込むこのプロジェクト責任者のマーク・アドラー氏(左)。新開発の「超音速パラシュート」がうまく起動するかが実験の大きなポイントになる=2015年5月28日、米ハワイ州カウアイ島(NASA/Bill_Ingalls)

「低密度超音速減速機(LDSD)」のテスト機をのぞき込むこのプロジェクト責任者のマーク・アドラー氏(左)。新開発の「超音速パラシュート」がうまく起動するかが実験の大きなポイントになる=2015年5月28日、米ハワイ州カウアイ島(NASA/Bill_Ingalls)【拡大】

  • 火星に安全に着陸するため米航空宇宙局(NASA)が開発している「低密度超音速減速機(LDSD)」の飛行イメージ(NASA/JPL-Caltech)

 米航空宇宙局(NASA)は、2030年代に実施をめざす火星有人探査で、探査機を安全に火星に着陸させるための巨大な円盤型実験機の飛行実験をハワイで3日午後(日本時間4日午前)に行う。実験は昨年6月に続いて2回目だが、今回はこれを使い、新開発の超音速パラシュートの性能を試すのが目的だ。有人探査のための探査機はこれまでより大型化して重量も重くなるため、パラシュートの機能や性能を大きく向上させる必要がある。NASAでは今回の実験が火星有人探査を成功させる鍵になると認識している。

 ハワイで飛行実験

 6月2日付米紙ワシントン・ポストや米CNNテレビ(いずれも電子版)などによると、この実験機は「低密度超音速減速機(LDSD)」と呼ばれるもので、直径が4.7メートルで重さが約3トン。外見はまるで巨大な空飛ぶ円盤だ。

 実験では、これをハワイ州のカウアイ島にある米海軍の太平洋ミサイル試射場からヘリウム気球にぶら下げ、上空3万6000メートルの地点にまで運ぶ。

昨年6月は開かず

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