「指揮は楽譜の背後にある意味を見いだすこと」と語った、首席指揮者のミヒャエル・ザンデルリンク=2012年6月23日。(C)Marco_Borggreve【拡大】
クルト・ザンデルリンクはナチスの迫害を逃れ、旧ソ連に亡命、その後、東ドイツなどで活躍した。旧ソ連時代にはショスタコービッチと親交を結んだ。
「ショスタコービッチは、内向的な性格でとても大きな不安を抱え、自分から多くを話す人ではなかったそうです。ショスタコービッチは多くの作曲家と同じように魂を自由にしたい、解放したいと思い書いた作曲家です。ソ連の全体主義の中で生きたので、それは曲にはっきりと示してはおらず、いろいろな鍵で思いを閉じ込めています。そのことは文化担当の政治家には分かりませんでしたが、ソ連には開ける鍵が分かる聴衆がいたのです。ですからわざと間違えたり、おかしなフレージングをつけたりしました。私はショスタコービッチをとても近くに感じます。ショスタコービッチの正しい情報を伝える義務があると思っています」
ベートーベンがメーン
ドレスデン・フィルとの関係は、はじめチェロの客演ソリストを務め、2004年に初めて指揮。11/12年シーズンに首席指揮者に就任した。来日プログラムはベートーベンがメーン。