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明るさの中に暗さ 伝統の音守る ザンデルリンク ドレスデン・フィル率い来日 (2/4ページ)

2015.6.10 15:30

「指揮は楽譜の背後にある意味を見いだすこと」と語った、首席指揮者のミヒャエル・ザンデルリンク=2012年6月23日。(C)Marco_Borggreve

「指揮は楽譜の背後にある意味を見いだすこと」と語った、首席指揮者のミヒャエル・ザンデルリンク=2012年6月23日。(C)Marco_Borggreve【拡大】

 クルト・ザンデルリンクはナチスの迫害を逃れ、旧ソ連に亡命、その後、東ドイツなどで活躍した。旧ソ連時代にはショスタコービッチと親交を結んだ。

 「ショスタコービッチは、内向的な性格でとても大きな不安を抱え、自分から多くを話す人ではなかったそうです。ショスタコービッチは多くの作曲家と同じように魂を自由にしたい、解放したいと思い書いた作曲家です。ソ連の全体主義の中で生きたので、それは曲にはっきりと示してはおらず、いろいろな鍵で思いを閉じ込めています。そのことは文化担当の政治家には分かりませんでしたが、ソ連には開ける鍵が分かる聴衆がいたのです。ですからわざと間違えたり、おかしなフレージングをつけたりしました。私はショスタコービッチをとても近くに感じます。ショスタコービッチの正しい情報を伝える義務があると思っています」

 ベートーベンがメーン

 ドレスデン・フィルとの関係は、はじめチェロの客演ソリストを務め、2004年に初めて指揮。11/12年シーズンに首席指揮者に就任した。来日プログラムはベートーベンがメーン。

「古典派や初期ロマン派などその当時に理想とされた音を追い求めたい」

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