以前はストリートダンスというと、「カッコいい」という一方で、少し「怖い」というイメージを持つ方もいたのではないだろうか? そのストリートダンスが近年、ダンススタジオで習う「習い事」に変わりつつある。また、ダンスを始める年齢も年々若くなっており、現在では、いわゆる「キッズダンス」が主流である。中でも今回は近年活発化するフィットネスクラブでのキッズダンスプログラムの導入について触れてみた。
低いハードル
ダンススタジオ数の増加に伴い、レッスン事業は頭打ちかとささやかれる中、ある記事で、大手3社の担当者が口々に「ここ数年受講者は増加している」と答えていた。では、彼らはどのような手法で受講者を増やしているのだろうか?
その理由の一つとして推察されるのは、フィットネスクラブゆえの“初期ハードルの低さ”があるのではないか。「ダンスを始める」というと、未経験者は少し身構えるはずだ。
だが、フィットネスクラブでダンスを始めるといえば、ランニングマシン、スイミングなど、内容があらかじめ一般に認知されているメニューの延長線上にダンスが位置づけられるからではないだろうか。