「ジェネレーションX」(X世代)の代表的政治家であるマルコ・ルビオ上院議員(中央)。家族を伴って行った大統領選への出馬表明で、「この戦いは『世代の選択』になる」と公言した=2015年4月13日、米フロリダ州マイアミ(AP)【拡大】
X世代は75年のベトナム戦争終結後に10代を過ごし、音楽専門チャンネルMTVが発信するポップカルチャーやテレビゲームに触れて成長した。「しらけ世代」とも評されるが、その一方で、政治的にみると共和党政権のロナルド・レーガン、ジョージ・H・W・ブッシュ(父)両元大統領から強い影響を受けているのも特徴だ。
「ソ連による政治的、経済的な抑圧をひるむことなく批判したレーガン大統領と同じように、尻込みをすることなく中国が13億人の国民に真の自由を与えるよう求める必要がある」
ニューヨークで5月に行った外交演説でこう述べたルビオ氏だけでなく、X世代の共和党候補たちはレーガン氏を党が輝いていた時代の代表として演説で取り上げることが多い。
持続する18歳時の影響
18歳のときに誰が大統領だったかが、その後の政治志向に持続的な影響を与える-。
米世論調査機関ピュー・リサーチ・センターの調査でこんな事実が明らかになっている。主要候補が18歳のときの大統領を調べると結果が裏付けられた。(敬称略)