コロンビア戦後、相手選手に突き飛ばされるブラジルのネイマール(中央)=2015年6月17日、チリ・首都サンティアゴ(AP)【拡大】
サッカーの南米選手権は17日、チリ・サンティアゴで1次リーグC組注目の一戦が行われ、2大会ぶりの優勝を狙うブラジル(世界ランキング5位)がコロンビア(4位)に0-1で敗れた。試合は大荒れで、ブラジルはエースのネイマール(23)が試合終了後に退場処分を受けた。
昨年のワールドカップ(W杯)準々決勝で、ネイマールはコロンビアのスニガにファウルされて脊髄を骨折した因縁がある。大黒柱はためらわず突破を仕掛けたが、プレーに普段の切れを欠いて何度も相手に倒され、焦りからミスも連発した。ブラジルのドゥンガ監督が「彼も人の子。冷静さを失う時もある」と言ったように後半は相手の挑発にいら立ちを募らせた。試合終了の笛が鳴ると、球を大きく蹴り出し、これがコロンビアの選手を直撃。激怒した別の選手がネイマールを突き飛ばし、両チームが小競り合いとなった。ネイマールは主審からレッドカードを受けた。(共同/SANKEI EXPRESS)