【メディアトリガーplus(試聴無料)】映画「しあわせはどこにある」(ピーター・チェルソム監督)。公開中(トランスフォーマー提供)。(C)2014_Egoli_Tossell_Film/Co-Produktionsgesellschaft”Hector_1”GmbH_&_Co.KG/Happiness_Productions_Inc./Wild_Bunch_Germany/Construction_Film.2014_All_Rights_Reserved.【拡大】
ステレオタイプといえば、この映画のストーリー展開もわりとわかりやすい展開です。次に訪れたのはチベット。やはり「ダライ・ラマ好き」な知識人層はこの地を選ぶのでしょう。そこで出会った僧侶に幸せについて尋ねたら、「何を探すかより、何を避けているかが重要」「もっと上を目指せ」と深い言葉を賜(たまわ)ります。
純粋な子供に教えられ
そして次はアフリカへ。ボロボロで揺れまくる飛行機の中では隣のアフリカ人女性に「この飛行機、古いでしょ。落ちてないって証拠よ」と言われ、少し安心するヘクター。経済的には恵まれていないけれど、物事を別の角度から見て幸せだと思えるタフなアフリカ人の考え方にハッとさせられます。
アフリカでは医者の旧友を尋ねて診療所を手伝うヘクター。病気だけれど笑顔の少年に、悲愴(ひそう)な眉間のしわと、下がった口角を指摘されます。アフリカの貧しくて純粋な子供に幸せを教えられる-なんてありそうな展開だと思いながらも、表層的に心を動かし続けるうちに、いつしか心の底に働き、感動してしまいます。弱い圧だけれど、的確なマッサージを受けているようです。