結婚式を挙げた会場の前で、笑顔のクリスティンさん(左)とジェニファーさん=2015年6月6日、米アーカンソー州フォートスミス(共同)【拡大】
アーカンソー州を含む南部一帯は「バイブルベルト」と呼ばれ、キリスト教会の影響力が強い。ジークさんの「(性的少数者も)分け隔てなく受け入れるのが本来の教会」という訴えは、なかなか受け入れられない。
市民60%が容認
それでも米社会はゆっくり変わってきた。調査会社ギャラップによると現在、市民の60%が同性婚を支持する。19年前は27%だった。結婚した人を含む成人の同性カップルは200万人近いと推計される。
これまでに複数の連邦地裁が同性婚を容認した。支持者らは最高裁の判断も「こちら寄りの判決になる」(同性愛者の支援団体)と信じる。逆の判決なら、パートナー間の資産共有や相続など法的に多くの課題が出てくるという。
アーカンソー州は今春、中西部インディアナ州とともに、宗教の自由法と呼ばれる法律を導入し話題を呼んだ。宗教上の理由があれば、同性婚への協力を拒める。例えば花屋なら、同性カップルの結婚式で使われる花の販売を断ってもいい。保守派による巻き返しの一環だが、同法は経済界などの猛反発を受けた。同性愛者を排除しない流れは定着しつつある。