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東京五輪「前哨戦」 集客・会場プラン競う 追加種目8候補 (1/2ページ)

2015.6.24 08:40

ピラミッドを背景に開催されたスカッシュの大会=2006年、エジプト・首都カイロ(ロイター)

ピラミッドを背景に開催されたスカッシュの大会=2006年、エジプト・首都カイロ(ロイター)【拡大】

 2020年東京五輪の追加種目選定で、野球・ソフトボールなど8候補が22日、1次選考を通過した。最終選考で重視されるのが、集客や開催費用を左右する会場プラン。各候補は独自のアイデアを用意し、大会組織委員会や国際オリンピック委員会(IOC)へのアピールをもくろむ。

 「どこでもできる」と優位性を訴えるのは、日本スカッシュ協会の笠原一也会長だ。必要なのは奥行き9.75メートル、幅6.4メートルのコート2面で、施設を新設する必要がない。試合が見やすいように四方の壁をガラス張りにする費用は約2000万円。エジプトのピラミッドを背景に国際大会を開催した経験もあり、20年で採用されれば、浅草寺や東京駅も舞台として検討する考えだ。

 ローラースポーツは400~600メートルの周回コースやマラソンコースで争い、日本連盟の清宮邦雄専務理事は「車道を通行止めにすればいいだけで、お金もかからない」と話す。空手は日本武道館を使用することで、武道館側と合意。スポーツクライミングは「簡便な施工で場所もこだわらない」(尾形好雄・日本山岳協会専務理事)とコスト意識が高い。

武藤敏郎事務総長「競技会場にかなりウエートをかけた議論が行われると思う」

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