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【まぜこぜエクスプレス】Vol.54 言葉にならない思い 作品に 義足のアーティスト 片山真理さん (4/5ページ)

2015.6.24 16:00

強烈な存在感とオリジナリティーあふれる個性で人を引きつける片山真理さん(右)と一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる(tobojiさん撮影、撮影協力:青家本店、提供写真)

強烈な存在感とオリジナリティーあふれる個性で人を引きつける片山真理さん(右)と一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる(tobojiさん撮影、撮影協力:青家本店、提供写真)【拡大】

  • 片山真理さん作品「”30_days_in_tatsumachi_studio”2015」=2014年10月27日(提供写真)

 「人を受け付けない」というアピールも、ある種のコミュニケーションの方法だったのだと彼女は気づいた。いつも「私はここにいるよ」と言いたかったのだと。彼女の満たされない気持ちを埋めてくれていたのは、どんな時も味方でいてくれた家族や、活動を応援し続けてくれている周囲の大人たちの存在だった。彼女の母親は、「なかったら作ればいいじゃん」と補装具のためにお裁縫をし、眠りにつくまで彼女の話を聞いてくれた。「私は周りに恵まれているし、この身体に生まれてきたのもラッキーだった。それに、実はすごく人が好きだったんだなと思うようになってきた」

 そんなふうに考えられるようになったのは、パートナーの存在が大きいという。「自分の身体を愛せるようになったのは、今の彼氏と出会ってから。彼は2本指じゃないとダメというくらい、私の手のことが最高に好きらしいんです」とにっこりと笑う。

「目立つ格好をして自分が出ていくことで」

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