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シャネル・ピグマリオン・デイズ 室内楽シリーズ さらなる高みから伝統継承 (2/4ページ)

2015.6.25 15:00

シューベルト(1797~1828年)の弦楽五重奏で鮮やかなフィナーレを飾る。左から時計回りにマーティン_ビーヴァー、長尾春花、ヤン=エリック・グスタフソン、木村文枝、大山平一郎の各氏(提供写真)

シューベルト(1797~1828年)の弦楽五重奏で鮮やかなフィナーレを飾る。左から時計回りにマーティン_ビーヴァー、長尾春花、ヤン=エリック・グスタフソン、木村文枝、大山平一郎の各氏(提供写真)【拡大】

  • プロコフィエフの「2つのバイオリンのためのソナタ」を演奏するマーティン・ビーヴァー(左)と千葉清加。演奏機会の少ないにも新しい光を当てる(提供写真)

 ステージに登場する音楽家は、アーティスティック・ディレクターで世界的なビオラ奏者、指揮者の大山平一郎が、国際舞台の第一線で活躍するさまざまな世代の名手を結集させ、伸びやかな感性に限りない可能性を秘めた日本の若い才能をよりすぐった。とりどりの楽器の組み合わせに作曲家の思いを織り込んだ室内楽を奏でて、作曲家が生きた時代にまでさかのぼる長い演奏の伝統を継承する営みが情感あふれる響きに結実していく。

 ピグマリオンとはギリシャ神話に登場する彫刻の名工。彼は自らつくり出した像のあまりの美しさに恋をし、神がその像に命を吹き込んだ。現在では卓越した芸術をさらなる高みへと導いた神の行いに思いを寄せ、ピグマリオンは優れた芸術家を見いだし、その成長を支援して開花させる人を意味する。シャネルの創始者、ガブリエル シャネルは無名時代のピカソ、ストラビンスキー、コクトーらに手を差し伸べたピグマリオンだった。シャネル・ネクサス・ホールは、その精神を受け継ぎ、2005年から音楽プロジェクト「シャネル・ピグマリオン・デイズ」を開催し、豊かな人間性を備えた芸術家の育成に取り組んできた。

東京クヮルテットの第1バイオリン奏者を務めたマーティン ビーヴァー

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