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シャネル・ピグマリオン・デイズ 室内楽シリーズ さらなる高みから伝統継承 (3/4ページ)

2015.6.25 15:00

シューベルト(1797~1828年)の弦楽五重奏で鮮やかなフィナーレを飾る。左から時計回りにマーティン_ビーヴァー、長尾春花、ヤン=エリック・グスタフソン、木村文枝、大山平一郎の各氏(提供写真)

シューベルト(1797~1828年)の弦楽五重奏で鮮やかなフィナーレを飾る。左から時計回りにマーティン_ビーヴァー、長尾春花、ヤン=エリック・グスタフソン、木村文枝、大山平一郎の各氏(提供写真)【拡大】

  • プロコフィエフの「2つのバイオリンのためのソナタ」を演奏するマーティン・ビーヴァー(左)と千葉清加。演奏機会の少ないにも新しい光を当てる(提供写真)

 これまでの10年を振り返り、大山は「一つの区切りを終え、次なるステップに進むべき時が来たと確信しています。シャネル・ネクサス・ホールで演奏会を重ねてきた若い音楽家に第一線で活躍している人たちと交じって演奏する経験を与え、より高度な要求に応えながら自らを研(みが)いていくことが必要だと考えました」と室内楽シリーズ創設の意義を説明する。

 「外国に出て経験を積み、広い世界を自ら体験することはとても重要だと思います。私は英国や米国などで学び、大河のような西洋音楽の伝統を自らの内に取り込んだ大演奏家たちと出会い、作曲家が生きた時代から降り積もるさまざまな思いが彼らの演奏そのものの中に生きていることを目の当たりにしました。室内楽シリーズは伝統を継承する場でもありたいと考えています」

 そう語る大山が指導者の一人として選んだのが東京クヮルテットの第1バイオリン奏者を務めたマーティン ビーヴァー。東京クヮルテットは米国に学んだ若い日本の演奏家が1969年にニューヨークで結成し、大いなる時代を知る歴史的巨匠と演奏を重ね、44年間にわたって世界第一級の弦楽四重奏団として活躍した。ビーヴァーは2002年から13年まで世代の異なる創設メンバーらと数多くの名演奏を残し、有終の美にいっそうの彩りを添えた。大山はまだ20代半ばだったビーヴァーと指揮者として共演し、音楽の価値観を共有して全幅の信頼を寄せる。ビーヴァーも深い思いを口にする。

音楽を奏でることは魂そのもののぶつかり合い

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