五回を投げ終え、険しい表情でベンチに戻るヤンキース・田中将大(まさひろ)=2015年6月27日、米テキサス州ヒューストン(共同)【拡大】
米大リーグは27日、各地で行われ、ヤンキースの田中はヒューストンでのアストロズ戦に先発し、5回を7安打6失点、5三振2四球で勝敗は付かず、5勝目はならなかった。チームは9-6で勝った。
98球を費やして五回を投げ終えた田中が暗く、険しい表情でマウンドを降りる。5回を10安打7失点(自責点5)だった前回に続き、5回7安打6失点と打ち込まれた。2試合連続でプロ入り後ワーストの3本塁打を許し「しっくりこなかった。ずれですね」とフォームの乱れを悔やんだ。
二回までに6点の援護を受けながらも、制球難でストライクゾーンを積極的に突けない。二回は3安打を集められて2失点。五回には先頭を歩かせてからコレアとアルテューベに連弾を浴びた。
チームが勝ち、右肘に問題がなかったのが救いだ。「乗り越えていくしかない。誰かが助けてくれるわけではない」と不振からの脱却を誓った。(共同/SANKEI EXPRESS)